坂本冬美、哀歌(エレジー)について/りつ
 
何日か前に、福岡朔さんがダイアリーにURLを上げてくださっていたので聴いてみた。

あ、なんだ、『愛の流刑地』の主題歌じゃん。
えーと、確かもとうたは平井堅。

うん。なるほど。
平井堅バージョンより情念を感じる。


…え?おや?

ワンワードが引っ掛かった。

私を穢して(汚して)。


あー、これ、男が幻想で作った歌詞だ。苦笑

何故か。


女は好きなひとに
「私を穢して」
とは、絶対に言わない。
「私を犯して」
と口走ることはあっても。

「穢して」
というニュアンスは、
レイプされて無理やり力ずくで、の場合、
「私は穢された」。

そもそも、好きなひととの行為で、
「穢れる」
という感覚になるだろうか?


この辺の男性幻想的違和感が、
女性が歌うと顕になって
面白いなと思いつつ、

ニガ笑い。
戻る   Point(3)