詩の水族館/ハァモニィベル
 
に泳いでいる
  鯛は体に光る宝玉をちりばめて堂々と突き進む。
海中の世界は、光輝ある物語のように美しい。
海の青、空の青にも、染まず漂う、と、白き鳥の心をうたった歌人があったが
空と海では同じ青でもちがうのである。〈魯山人〉















※ ※ ※

(註)

◆本作は、『詩の博物館』『〃植物園』『〃動物園』に続き、四つめの特殊なコラージュ作品です。著作権の切れた詩人の詩文を使って編集・加工・構成されています。
◆ このシリーズの前三作品は、みな、五行詩にまとめ配列=陳列してご覧に入れましたが、今回は、試みに、散文詩・あるいは詩
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