空想と夢想/
杉原詠二(黒髪)
くわたしの所へやってくる
善く念ずることで蹴られた尻も報われる
夕陽の中で猫とタップダンスを踊れ
地球が喜びの余り
度を振り切ってまわり切るまで
生きて踊り続けろ
生きている限り付いたり離れたりする
その中で洗練されていくものこそが
後に残る
地球というダンスホールに
イメージが軌跡を描き
愛を夢見る人たちの眼の中で
幸せが膨らんでいくよ
ひとつの花火が打ちあがった
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