進化は止まらないことから始まる/ホロウ・シカエルボク
 
だ、俺はそれに危機感を覚えて、ひと月毎日二千文字以上の詩を書くと宣言してそれをやり切った、あの頃くらいからだよな、こんな風に考えるようになったのは…気が乗らないとか、何も浮かばないとか、そんな時ほど思いもしなかったものが生まれたりして、しかもそれが結構ウケたりしてね、書かないことを肯定するくらいなら無理にでも書いてみたほうがいい、あの日々は凄く俺に色々なものを与えてくれた、書き方にもいろいろなものがある、自分の望む書き方が出来ないからって悩むことはない、すべてを自分のやり方にしてしまえばいい、手段なんかどうだっていい、結局それによって何が生まれるのか、それを知っているかどうかさ。

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