『冥土の土産』/洗貝新
 
かな違いがあった。
文章の上手い人。面白いユニークな作り。刺激的な言葉たち。読み終えて何かしらの感動を覚えてしまう。
あのゲーテやリルケの世界がここにもあるのだ。
そうなれば詩への没入はますます深くなってくる。

ネットの黎明期は刺激もあり書いて投稿するのが愉しかった。
幾つもの名前で幾つもの投稿サイトへ毎日のように書いては投稿していた。
四半世紀が過ぎて、検索して振り返っても残っているサイトはほとんど見当たらない。
サイトと共に、わたしの言葉も消えてしまった。
何か好い言葉を残していた、気もする。どんなタイトルで、どんな詩人たちに言葉を投げかけていたのだろうか。ときにはメチャク
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