奨学金返済地獄をはたで見て笑う人たち/足立らどみ
構造的冷酷さ」
悪しき平等の上に建てた
お城に住んでいるあなたは
これは、ネット上で声高に「自己責任」を叫び、あるいは無関心でいる人々――
もっと言えば、「制度に守られてきたことを自覚していない層」への批判です。
彼らは「平等だ」と言う。けれどそれは、「誰にも見えない条件付きの平等」です。
生まれた家、地域、親の所得、身体、性別、精神的な支援の有無……
それらを無視して「皆、同じスタートライン」とされる世界が、「悪しき平等社会」。
?
「どこかで思っている」ことの重さ
奨学金返済のローン地獄に
苦しむ若者にも欠落してる
ところがあるとどこかで
思っ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)