死を運ぶ蟻のように/室町 礼
 
のフーガ』じゃな
くてもアグネス・チャン『ひなげしの花』でも全然
よかったのに、あえてツェランの『死のフーガ』を
選んだのはそっちのほうが知的に見えるからでしょ
うか。
最近、この投稿板に田中宏輔さんが投稿された『蟻』
という詩を読んで「えぐい光景だなあ」とそのリアル
さにちょっと感動したのですが、
まあ、なんというか蟻はどんなものでも餌として運ん
でいく。ツェランでさえも。ホロコーストですら。
なんと潔く爽やかなことでしょう。
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