海洋鉄道の夏/海
発車ギリギリの電車に飛び込んだ
座れたけれどだるい
夏期講習サボってどこか遊びに行きたい
そう思いながらYOASOBIを聴いている
サラリーマンのおじさんおばさんたちも
疲れた顔してスマホを見つめている
窓の外に水平線が見える
海の上を走る電車を夢想する
千切れた参考書の頁が
次から次へと飛んでカモメになる
駅のホームはクジラの背中
降りた人たちは噴射される潮で
空に昇って雲型ビルに入っていく
ハッとして窓の外を見ると
見慣れた景色が流れていた
眠っていたのだろうか
いつの間にか曲は
サカナクションに変わっていた
疲労に溢れた空気に包まれて
運ばれてゆく
参考書はカバンの中で静かにしていた
楽曲は下記から聴けます
https://youtu.be/PKBTNOZgd5I?feature=shared
Lyrics by 海
music&vocals suno AI
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