「変化と固定」/足立らどみ
 
ネット詩の作品、詩の言葉として定着することに
時間がかかる或いはそれが刹那なときであっても
変化してしまう作品内の文字が作品の構成が概念が
思想が、その刹那に、変化することを知っていて

広い「概念」で、深い「思想」で、綴るのも困難で、
広さや深さは相当な努力の先にあるものだから
努力が固定化される前に変化してしまうから
せっかくのパッションが雲散霧消するのが嫌いか

クリエーターたちは、なにを書いても 焼石に水で
しかたなく政治も自分の成長のためには利用したい
固定化された先の変化を作者も読者も求めてしまう

同郷の名士の赤塚不二夫は言っていたのか
「賛成の反対の賛成なのだ」
無職の青葉真司や無職の山上徹也と類似していて
薄墨色の闇のなかでは誰も真のベクトルを示せまい
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