詩想、納豆進化ノうた /ひだかたけし
 
痩せ細っていくの
けれどもそんなの
へっちゃらで
三度三食共に納豆を
ねっちゃぐっちゃ掻き混ぜて
クソッタレと云いながら
生きていく 、
知ったことかよ
退化していく奴らのことなんて
なんて何という愛を欠いた態度

突き落とし犠牲にしながら進み続ける
納豆掻き混ぜ掻き混ぜ粘りに粘って

自らの澱を養分として必要とし
人間は自らの澱を振り落とし
突き落とされ退化し果てた生命
植物から動物から喰い漁り
果ては人間が人間までを

最高迄昇り詰めんと生き進みながら

つけは罪は後から必ず払い償なわなければならない

 皆んなで此の世に降り来たのだから
 誰
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