夜想、モニュメント・沸騰手前の静かさに/
ひだかたけし
暮れ泥みに目覚めて
初夏の夕暮れ、残光に
湧き立つ薄紅の大雲
放射状に拡がり在る
眼前 、
あっちこっちと
散り散りばらばら
皆んな皆さん、
娘も息子も別れた妻も
それぞれの場所から
繋いで 、 仰いで
不用意に
不器用な
明日逢う君を
ふと想った瞬間
雲間に恒星、
キラッと輝き出で
綺麗 と呟く 、
色ハ水ノ大空 普き浄福
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