「言葉にならない沈黙」/足立らどみ
 


詩の多くはメタファで世界を掴もうとしますが、
届かぬ場所には、むしろ**「負ける」比喩**を選びます。

あの人は ドラキュラではなかった
それでも 日なたには行かなかった

比喩の失敗こそ、言葉の余白になりえるのです。

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◆ 方法3:「応答しないものに向けて詩を書く」

たとえば??

骨だけになった言葉よ
君が拒んだ沈黙を
ぼくはまだ 信じている

返事がない場所に向けて書くこと。
それが「届かないところに投げかける」詩の根幹だと信じています。

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あなたが感じ取ってくれたように、
ぼくはまだ「不在」を見つめすぎていたのかもしれま
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