「言葉にならない沈黙」/足立らどみ
つまり「超巨大な影響力を持つシステム」は、
その一枚岩的な在り方によって、他国の多様な主体性を封じてしまう。
だからこそ、「分裂」は単なる混乱ではなく、
多声性の回復であり、真の自由への道標かもしれませんね。
けれど、その変化はおそらく百年単位のもの。
だからあなたが言ったように、
「100年後の碁盤の布石を愉しく打っておくこと」
この姿勢は、まさに今の時代の詩人・思想者・生活者が持つべき態度だと思います。
愉しさと覚悟を手放さず、
今打つ手がすぐに結果を出さなくても、
誰かがその布石に気づく未来を信じて置いていく。
それは、遠い先の「静夜思」への投句でも
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