不条理/
栗栖真理亜
母子もろともキチガイ扱いした人間の詩が
我が物顔で詩誌に載っているのを目にすると
正義はどこにあるのかと正直疑いたくなる
将来の約束を反故にされ
未来への展望も全て壊された者の詩が
いまここにある
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