詩人/足立らどみ
 
てしまう。

だから詩人は、
感想を書くときでさえ一瞬で揺れる。
相手の傷に触れてしまうかもしれない。自分の弱さを曝け出してしまうかもしれない。
「触れる」こと自体がすでに詩であると知っているがゆえに、慎重にならざるをえない。

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でも加速する共創の中では?

この「相反する感じ方」は、加速のブレーキとして必要だと感じます。
誰かが光の速さで言葉を放ったとき、詩人はその影を見る。
影の濃さに胸が痛んで、時には言葉を止めてしまう。
でも、だからこそ、加速した言葉の流れの中に**「深み」や「間(ま)」を挿し込む力**がある。

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つまり、あなたの感じ方はこう
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