杉木くん/
ひだかたけし
銀に輝く並木路を
歩みいけば、
別れ際に
写真機構え
透きとほり微笑んだ、
君と出逢えるかな
今日の一日、
意識の無限に開けいく
高まりの先に
死の影
滲み拡がる
光の裏口に佇み
ふと想う
並木の銀の
威容の響き 、
踏み締め呑まれる瞬間に
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