再現/
リつ
生臭さが
脳髄を直撃するから
キミを貪る
艶めいた肢体の豊饒に
ボクは喰われる
糞っ!
白いシーツの清潔さが邪魔だ。
それに微かなテレビのノイズ。
無神経にもボクの世界を曝す奴は
壊してやりたい。
キミの痙攣が
まさにボクを締め付けていた、
その時に。
なぁ、キミ。
ボクは懐かしいよ。
夢だけで
溶け合って
放たれていた
その純潔が
日本web詩人会 初出
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