自閉/這 いずる
、どうして
わたしたち
詞ある、のに誰にもかえりみられず
水槽の魚で流されることもなく沈む
毎日来ていたら身体を悪くしても正しい
毎日できたら体を悪くしても正しい
沈んでしまえばよかった
水面を見る
痛い
軋みを無視して
何にもならない
逃げ出したい耐えられない
救急車と消防車とパトカー、踏切と
追い詰める音
鳴ってる鳴ってる鳴ってた
こわい
逃げも隠れも拒絶の音
おしまいに おしまい
こわい
苦しくて苦しくて辛くて苦しくてこの苦しみから離れたとしても苦しくて訳もなく苦しくて
辛くて辛くて辛さがぼんやり肥大化していく
なんで
なんで
なんで
耐えていな きゃ いけない
閉塞の空が落ちて来て晴れ
空は明るい
明るい
あかるい
風は暖かい
あたたかい
行かなきゃ
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