有異流巣/海
された寒四郎の首に村の子供たちは石を投げつけた。気温は下がり続け雪の降る日が続いた。野菜も育たず餓死する村人が出始めた。そこで三成は寒四郎の首塚を建てて首を納め坊主に結界を張らせた。ようやく気温は元に戻り太陽が見えるようになった。畑でとれる作物も再び増え始めた頃ある村人が殺され家畑田んぼを賊に占領された。報告を受けた三成が村へ賊を捕らえに行くと姿がない。しかし村人が次々と殺されていった。三成は焦った。家来を集めて村の警備をさせたが家来も次々と殺害された。三成は賊がただものではないと感じた。忍びの類か。三成は自分に仕える甲賀の忍びに賊を探させた。すると忍びは深傷を負って戻ってきた。そして賊が石川五右
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)