胎児と踊る(回文)/
水宮うみ
呼ぶ名前すら知らず絵学ぶよ。
よぶなまえすらしらずえまなぶよ
私の潜る余白と読破、夜、雲の下は。
わたしのもぐるよはくとどくはよるくものしたわ
太古、鱗ごと心動いた。
たいこうろこごとこころうごいた
晴れ、菜煮る。春になれば。
はれ なにる はるになれば
お腹の闇、真夜中の。
ONAKANOYAMIMAYONAKANO
立つと可笑しい胎児が踊った。
たつとおかしいたいじがおどった
戻る
編
削
Point
(2)