非ずとイエスの物語/鏡文志
 
として、嘘はついても責任は取らず、ロックンロールな生き様に叛くような人生は決して送るな、と。
違う違う違う、そうじゃない、そこじゃない。アンチアンチアンチアンチもくだらない。主義主義主義でもない。では、なにか? 5W1Hか? いつどこでなにがなにを、どのようにして? 状況証拠のための質問攻めか? 一夜の快楽か? 永遠の待ちぼうけか? はたまた人生は幻か? 人々の心に残り、永遠に刻まれるメッセージか? 
曰く
「狼に幸福などない。幸福とは、羊のためのものである。しかし、狼は幸福であるし、羊は不幸である」
曰く
「偉人を追っていた孤独人は星を眺めていた。やがて地に落ちた自分に気づき自覚すると
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