野施行十二単衣 ?/
水恋鳥魚夫
(532−4)豊かな蘆の川辺
夏休みも水泳シーズンも終わった川辺の両岸に
蘆の穂先は金色と白色の、またヨシは薄い紫の花をつける
秋の日差しがとても遠くからやって来ている
村人も子供たちもいない
小さい背丈の自分には行ったことのない世界がこの先にあると思わせる
蘆もぼうぼうと秋風に揺れるアシとヨシはとても柔らかな華やかな幻想
線路も蘆も続くよ小さい自分の密林のアマゾン どこまでも
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