『コロナが変えたNIPPON?』 〜二つ返事化する社会。発散と解消の世界を多くの人々は生きる〜/鏡文志
響力を誇っていることに気づかなければいけない。貴重な時間を割いて毎日の情報を眺めている。しかしこの何気なく、十分に質内容を確かめずに情報に目をやるその時間が貴重なのです。じっと目を凝らして内容の真意を確かめる必要がある。
コロナ禍前から、日本社会のコミュニケーションは大きく言って『二つ返事化』していました。
テレビのバラエティ番組。番組から来た苦情に取り敢えず、謝ればいい。この体質が染み付いている。昔はテレビというものは偉いものであり、簡単に苦情が来てもタレントが出て謝るなんていうことはあまりなかったと言われています。それは謝るという行動の影響が広い範囲に後々まで自分たちだけでなく、謝らせ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)