(531―23―4)野施行千代に八千代に/水恋鳥魚夫
(番外編41―23―4)短歌を書く人の慰め
日本の抒情文学には西欧輸入の短詩、江戸以来の俳句、
,
狂歌、都都逸等は 耳に聞くにも毛虫が入りな
そして今日のテーマの短歌がある
明治が明けると与謝野晶子、石川啄木、北原白秋、斎藤茂吉と
きらきら星の如く登場した
好みから選べば白秋のここがいい
白き犬 水に飛びいる うつくしさ 鳥鳴く鳥鳴く 春の川瀬に
アララギ流からすれば水の嫌いな白い犬が水に飛び込む、美しさなどない
鳥鳴く、鳥鳴くと2度繰り返すのは後の童謡の延長にも聞こえる
とはいえど歌の瑞々しさは七難を隠す
語感から受ける情景がとても若々
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