Cosmos/
鳥星
夜の街燈はいつも
何かを考えている
光を灯すだけでなく
決して暗いことばかり
考えているわけではない
夜の街燈の思考が閃いて
宇宙が一輪の花になる
あまりの果てしなさに
自分の孤独を感じてみるが
それよりもずっと孤独に広がっていた
良かったことは
この宇宙が花瓶に収まる大きさで
自分の部屋の窓辺に飾れること
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