黄泉路/
りつ
とても
脆くて危なっかしい
私にはそう視えた
空は青いのに 雨は優しいのに 花は無心で咲くのに
なぜ、淋しいのだろう
━ 黄泉比良坂をひとりで降りる気ですか ━
私は“愛”をいだいて降りることができる
友情や愛情
私を温めてくれる全て
握手した手のぬくもりや
色んな笑顔が咲匂う
それは
生命の熱い源泉
枯れることなき暖かな体温となり
私を包む
あなたは何をいだいて
黄泉路を逝くのでしょうか
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