穴について語る時に、我々の語ること/作:レイモンド・クレージー・バーカー・ジュニア /鏡文志
周りに黴も生えるだろう。
目の前に小さな穴があり、そこに飛び込むとそこは恐らく今まで見たことのない世界。
今まで生活していた世界にいる人間とは、もう
逢うことはない。
「穴があったら、入りたい」
人生に穴を求めず平板を見る人は、穴の誘惑に負けて抜け出したり逃げ出したい衝動に駆られることは少ないのかも知れない。
サッカーのフォーメーション。誰も抑えていない場
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