仕事幽霊飯弁慶、その癖夏?せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病/涙(ルイ)
 

 熱を出してる子どもの心配というよりも
 父親のその怒鳴りによる憎しみが
 泣き止まないわたしへの恨みつらみに転じているように感じていた
 母親は「お前が熱出して泣いたりするから」怒鳴られた
 あの声がいまも耳に離れない どうしてくれるんだと
 わたしにはどうすることも出来ないことで
 いつもネチネチ責めてくる
 どうせなら 子どもではなく犬でも飼えば良かったんじゃない
 犬は受けた恩は忘れないっていうし
 でもそんな犬だって 時には噛むことだってあると思うわよ
 扱い次第ではね


形は生めども心は生まぬ
 人間誰しも ひとりにひとつずつ心を持って産まれました
 
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