初冬、この私は/
ひだかたけし
肉身として
先ず在るこの私は 、
〉寒いねぇ、寒くなって来たねぇ〈
と身近な友に話し掛けながら も、
光の意識 、瞑目すれば
最早意識の内を常に不断に
自ずと光り輝かせる私
としても在り 、
相変わらずにシンドい病んだ肉身携えながら、
今日の初冬の訪れに生きて在るタマシイ
鋭角の氷噛み砕き自らの実感確かめながら、
この瞬間の永遠の訪れ火を吹かせ
此処に在りながら同時に貴女の処に在る私なのだ。
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