桃色哲学/鏡文志
重ね、それを深めながらその結果を提出し続けたい。
しっかりと、やりたい。しっぽりと抜きたい。
皆のため民のため、世の人々のため、善良で毛高き人間でありたい。
桃色哲学は、いつも人生色々。四季折々の色を重ねながら、欲求と不満だらけの日常を生きる。
ただただ雨だけがドアの外で降っております。
心の闇深く、嘘と騙しで汚れだらけの罠に満ちた道を、歩きます。
音楽は流れながらも人々の耳に入らず、心地よさと丁度良さを演出しながら、音階も音程もバラバラなままに、ダムの底へと運ばれます。
完全なる調和と均質化された人生。両極端を重ねながら、正義なき日常を過ごします。
桃色哲学は褪せて了えば、白と黒灰色。骨と肉と皮。痩せた体飢えた心で、ただ我が人生の春を待つ。
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