夢枕/這 いずる
その神社からの帰りに水没した街の中を腰まで浸かりながら歩いた、団地とテレビアンテナが乱立する高層建築群の中、夜を飛び回りながら飛行訓練した
そんなのがよかった
そんな素敵な光景がよかった
素敵なものを見れて
寝るのがとても楽しい
早く寝たくて早く夢が見たくて、
不安がずっーとうっすらあって
人が話してる
人が笑っている
こわくてすうすうする
頭の悪い想像して
わたし
このまま生きてくのが
このまま生きていかなきゃ
ちゃんと、
ちゃんとしなきゃって
気がして
誰のためにかわかんない
なんで
なんでこう して
ずっと寝てられないんだろう
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