この夏を終えて/秋葉竹
 


孤独な笑みを絵文字で隠し、
スマホに託した改行の渦、
旅人太陽さんさんの白い街をゆく。
理学都会の海を泳ぐ。
目覚めたらメガネの君、
懐かしい匂いがする、
久しぶりだねあんずとか青春とか。

《志は一方通行ではありません》

心地の良い声で語るサントワマミー、
世界を広げるやさしい文字が浮かびあがる。

《この世界は白いマシュマロでできている》

生まれてからは
ずっと苦しいばかりで生きている。
見えないループに流されて心止まらない。
日常会話、ナチュラルな痛みが目立つから
魔法少女が新しいアミューズメントになる
世界において大海原の、イドに溺れる。
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