(525)野施行三十一(みそひと)文字/水恋鳥魚夫
 
(番外編35)、、、ここらの国々を過ぎるに、駿河の清見が関と
       (ここら幾許=数多く)
       逢坂の関とばかりはなかりける、、、(更級日記)


 駿河の清見が関、山城国と近江国の国境逢坂の関に
行ってみよう、
昔のビッグテーマパークに比べられるものは今は少し。

 
(本編)

一体我等を大事にしてくれているという我等とは誰のことだろう。
人は誰もいない、
何時もと変わらぬ狭い田圃の両側に山並みが迫っている寒村の風景が続いているだけだ。


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