(523)野施行三十一(みそひと)文字/水恋鳥魚夫
 
(番外編33)あの日にかえりたい (荒井由実)

 要求された曲に丁度ぴったり収まる歌詞とは人の運命の出会いの様でこうなるのか

新しいミュージックにひこうき雲、卒業写真、いちご白書をもう一度、

四部作は由実の傑作。

この音楽は彼女のうたが静けさと甲高い声により響く海洋一直線秋夕日水波、

富士山若葉のささやき新緑新幹線登山、駆けていくあの子の命は遭難オレンジ色

湯沢スキーツァー一夜一泊コンサート森の丘夜明け、

梅干しプリンスホテル朝ご飯は酷く世紀に残る貧弱だった

ブサブサの春泥ポスターは電柱に破れかぶれに佇むも

この風景はこの時代に生きたあの日に
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