地の塩に乾杯しよう/ホロウ・シカエルボク
いくだけのことさ、精神と身体を開いて、どこへ向かうのかを見極めればいい、書き方なんてのは人間の数だけあるのが本当なんだ、既存の型にハマりたがる時点でもう間違ってる、なんて、そこまで言うつもりは俺には無いけどね、継承して磨いていくやり方だってこの世にはきちんとあるからさ、まあなんていうか、早い話、どこまでそれに時間と気持ちを注ぎ込むのかというところじゃないのかな、本気で向き合う時間を重ねれば重ねるほどそれは磨かれていくものだよ、ただし闇雲じゃ駄目だぜ、自分を見失ってしまうほどのめり込んでは駄目だ、熱量だけじゃない、それを適温に保つ技術だって必要になってくる、つまりそれが変化ってことなのさ、違うやり方
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