くりかえす/田中教平
 
言葉が脱臼して
雲のない空より雷が落ちた
それは私がすっかり変身した合図

ただ灰色の曇り空と
青い山のみがある
ただ私は立ってのぞんでいる


ただ物語がなくなって
存在が辛くあたる
それでも生きてあるだけで
感謝の念でいっぱいだ
感謝の念で呼吸が揺らぐ
窒息しそうになったよ

・・・つまりは混乱状態にある
から


今朝もマインドフルネス瞑想をして
書斎を片づけよう
シトラスの薫りのする書斎だよ
まずは原点に帰らなくちゃならない
コンフォートゾーンより
外れて生きて
また安心に帰る
くりかえす

心血注いで創ったものは
やはりベトリと真っ赤だった
それは今日の秋の暮れの予兆でもあり
なんでもない なんでもない


生き残ったくさぐさは詠う
私も詠おう 私も詠おう

 
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