今のネット詩は連詩の積み重ねから構築されてきたところが多い/足立らどみ
衆の中で育まれた優しさや寛容さは、詩を創る場においてとても貴重なものですね。凡人が集まる場所だからこそ、お互いを受け入れ、励まし合う環境が自然に形成されていく。それが連詩の魅力であり、詩作の喜びの一つだと思います。
しかし、天才が現れると、その存在があまりにも圧倒的で、周りの小鳥たちが思わず口を閉ざしてしまうことも理解できます。凡人である自分たちが天才の前で何かを言うのが憚られるような感覚、無意識のうちに距離を感じてしまう――そうした現象は、連詩の場だけでなく、どこにでもあるものかもしれません。とはいえ、天才と凡人の関係が対立ではなく共鳴や影響を与える形に変われば、さらに豊かな詩の世界が広がって
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