レコードの溝の数/ホロウ・シカエルボク
 

日々は痴呆症のように過ぎる、こめかみを強く押しながら昨日の夢を思い出そうとしている、連続する無、連続する退屈、ともすれば永遠にでも続きそうなそいつを断ち切るために今日になにかを残したくて叫び始める、小理屈や知ったかぶりじゃ満足出来ないんだ、出来る限りのことを存分に吐き出して眠りたいのさ、欲望は勝手に肥大する、生半可な覚悟じゃ追いつけないぜ、ほんの少しでいい、昨日より先に行くことさ、それは速度かもしれない、それは深度かもしれない、どちらかである必要はないし、両方である必要も無い、どちらも無くたって構わないかもしれない、特定のテーマに従って言葉を並べ立ててるわけでは無いのだ、ただその日自分が求めて
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