ひどくもろくみえずらくさわれないもの/あらい
 
 たとえば
 /むきだしの内臓
 /メモワールの墓標
 それなりの垂移にSpinを捧げる

  この『たまらなく はがゆいうた』

 あなた自身を映し出すわたしの瞳が存在を憶えているから、それ以上も、逸らすことも不能だった。ひらかれた例題にも、観測できず くそったれな月光の結合を視するうちに、(自嘲を溢している。)念入りな退屈の宙吊りを見物しながら……驚きのあまりに際して、睡(ねぶ)るのみ/では、影絵の受け答えはつづきもの、あの子はまだ遠くを眺めながらおはなししているらしかった。
 あの摩耗したグリーンハウスの、ぬるめ触れ書きは無学の昔を留置している波が、羽根が、梢が躊躇うば
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