ひどくもろくみえずらくさわれないもの/あらい
たとえば
/むきだしの内臓
/メモワールの墓標
それなりの垂移にSpinを捧げる
この『たまらなく はがゆいうた』
あなた自身を映し出すわたしの瞳が存在を憶えているから、それ以上も、逸らすことも不能だった。ひらかれた例題にも、観測できず くそったれな月光の結合を視するうちに、(自嘲を溢している。)念入りな退屈の宙吊りを見物しながら……驚きのあまりに際して、睡(ねぶ)るのみ/では、影絵の受け答えはつづきもの、あの子はまだ遠くを眺めながらおはなししているらしかった。
あの摩耗したグリーンハウスの、ぬるめ触れ書きは無学の昔を留置している波が、羽根が、梢が躊躇うば
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)