メモ/はるな
 
かりの財布をなくして、それが財布を忘れたときに、ああ、あのドーナツ屋さんに探しに行かなきゃ。と思ったりする。それからいくつか廻って横浜の端っこに住んだときは高速道路の高架がすぐそばにあって、ベビーカーを押していくと段差が多くて困った。それで、そのころの娘と同じ年を迎える甥や姪をだきあげるときに、あの高架のそばに実がなる木があったのを教えてあげよう。と思ったりとか。
記憶がめちゃくちゃに混ざり合って、遠い音楽のように鳴っている。


それたちを同じ瓶に入れて統合しなければならないですか?完璧なジャムみたいに。
昔のメッセージを見ることはもうできないのですね。題名は残っているのに。
いくつものウェブサイトもそうです。
何もかもは変わっていくのに、自分だけもとに戻ってしまった、と思うことがあります。
でも、それは正しくないと思っています。
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