裏路地にある宿根草の群れは渇れて生きるか/あらい
 
(最初から/どうでもいい(
、ああ明日も連日の真夏日に)
、「今日は夏至も重なりますよ」ね。) 


――サイレンはやみがたい流行歌で。

エトスの器とか、チャンスは無慈悲な手のひら
ざんねんないきものだなと画用紙に隅に、書いた
、はいいろのせんを、てんでんに沈着させ 
指先で繊細に摘んで置いた
半開きのところをノックする
うららかで投げ渡す、獅子はその猜疑
みずにといたいろを、はっとたしなめるしぐさで
微睡みの中に溢したノイズに沈む
/髪を解いてその姿をガラス戸に焼き付けて確認する

 ああ荒れ地だ――

『道端にある雑草の群れは枯れて生きるか』



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