period/
ミナト 螢
誰かが別れた時
何かが壊れた時
星が砕けて
ただの石になる
あの時
もっと素直に話せたら
こんな風にはならなかった
後悔はいつも
皿の上からはみ出して
僕の口を汚すんだ
取り戻せないものが多過ぎて
そこらじゅうの窓を開けなきゃ
落ち着かなくなるよ
今日もこの街で
たくさんの星が死ぬ
光を放ちながら
悲鳴を上げながら
夜の真ん中でダイブする
僕はせめて
その命が眠れるように
黒いカーテンを引く
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