シフクノオト/
ミナト 螢
海の深さが分からなくても
君のことは知りたいだなんて
胸の中は騒めいてる癖に
何も聞けないし
誰も消えないし
僕の代わりに沈黙が鳴いた
いつもは不快なはずの空白が
今日は心地よく開いたけど
休符の間も離れたくないから
その隙間を埋めるように
僕等は手を繋いだ
風の吹き方が少し雑でも
言葉に見つかる前に
流されたいとか
いいよな今日くらいは
君が隣にいるんだから
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