五行歌、魂の息吹き(改訂)/ひだかたけし
 
孤独の凍結した声 、

聳え立つ 絶えず
峰連なり移動する
蒼白い氷河の俎上にて

峻立する唯物の壁雪崩れ落とし




眼がかつかつと色求めているから

ガラス窓の向こうに濃く濃く在る新緑、

取り入れる眼 、
見るだけじゃないよ
掴み取り緑かつかつとむさぼる眼







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