メモ/はるな
 
ースを弾いていた。何度もライブを見に行って、ぜんぜん何言ってるかわかんない曲ばっかりで、面白かった。それから坂道をずーっとくだっていったところのライブハウスにも行った、途中の古着屋さんで手のひらよりでっかい缶バッジを買ってもらって、それはまだしまってある。
そして今は、駅前の喫茶店にすわって、コーヒーと紅茶を一杯ずつのんだ。好きな文章を書く人に会って、はなしたり、サインをしてもらった。このひとからあの詩が出てきたんだなあと思って、不思議な気持ちがした。
でもそのことはまだ消化していない。ゲロもしてない。つめたくない、純度のたかい氷をのみ込んだみたいに、たぶんゆっくりわかっていく。わからないまま
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