糸を緩められた体中の錆と痙攣する芋虫を連想する。/あらい
 
 気の毒でどうにもあまい。怖い怖いと足を踏み出し、つんのめる。決められた範囲は間怠っこい現状。落とし穴とでも眼を丸くして不用品の気分になる柄ではない。
 けれど茫然として眺め居るがいい。あからさまにどばどばしている。振り払えず疑えずだいたいあたっている。まぁとろりとしょっぱい。落ち着かなさ 晩年 始末悪い大地に感じられる私の不安に。晒され、深く刻むよう隅々までおさまり、鋭く曲げられた外部に触れる。
 またこの演出は明るい陽のいつもの茂みに慄くものでもありました。
 草木は脱色する。ひかりの雨だれ。知らしめる山ばかり見て気後れした風が身に侘しく参ります。また子は捧げ物ではありますが白い布が、心
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