カツカレーのある夢/soft_machine
 
宇宙船がどうとかの経緯があったように思われたけれど説明は
具体性を次々と失い何となくうす赤い霧とどす黒い泡が混然と
配色される卵型の記憶の原形になり気づいたら放浪? の途中
学生の頃バイトした喫茶店(全然違う建物になっていたけれど)
に立ち寄りそのまま居候して、なんやらかんやらマスターに説
教されていた。翌日、増えたり減ったりしているっぽい存在感
の揺らぎがちな友人が「マスターが呼んでる」店に降りて来い
という。嫌な予感がする。案の定ご立腹らしく覚悟を迫られる。
ご立腹な理由は様々あるがどれもこじつけられたものだから、
負けじと感情をこじつけて覚悟する。店内へ時空跳躍する途中、
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