bad religion/ホロウ・シカエルボク
 


誰の耳にも止まるよう鎮魂歌は轟音で鳴らされる、崩落した世界の底で見上げる太陽は一番輝いている、絶望や失望と戯れるうちそれが主食かと思うようになった、どこを歩いても腐敗臭ばかりさ、自尊心が内容を上回っている連中が獲物を探している、晴れた空がまるでブラックジョークみたいに見える塩梅だ、ロックンロールは循環コードと染めた髪以外のすべてを失ってしまった、欲望の感じられない、音の通りに発せられているだけの歌唱がチャートのいたるところからドロドロの血液みたいに吹き出している、人を極限まで生き易くするシンプルで滑稽な認識がどんな戯言を並べようが俺のやることとは何の関係もない、安易な選択肢に蟻のように群が
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