夜想、魂の/ひだかたけし
 
夜また来たりて

 凍結した湖、

曇天鉛の下 広がる

  ・

うねっている世界

   、

海原の鉛の色に

オレは垂直に
肉身沈める、

底へ其処へ

鎮まる肉身感覚の
未視の視界 銀の立体

  飛び跳ね て 、

魂 多彩な形象色の許 顕れ在り

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