最近の日記/由比良 倖
 
と見えるものや聞こえるものたちが、少し感動的なくらいに綺麗に感じられるようになってきた。

 ただ、僕の意固地さや、ひとりでいることを好みながら出しゃばりな部分もあるという狷介さや、図々しさは、無くならないと思う。寂しさばかりは膨らむ一方で、秘かに自分は人並みより優れているはずだ、と自分に言い聞かせたりしている。具体的に考えると、何ひとつ優れてなんかいなくて、そう思うと自信がぺしゃんこになって、卑屈になって、自分を恨んで死にたくなる。生きろという人に反感を覚え、かと言って、死ねという人は最悪だと思う。



1月29日(月)、
 今日もまた病院に行ってきた。この頃何度も病院に行って
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